春のバチ抜けシーバス攻略法
ちなみにこれは2009年4月5日未明に書いてます。釣竿握ったこと無い、シーバス釣ったこと無い人向けに本当に
最初から書いてるので、経験者でバチヌケに対して他人がどんな風に考えてるのか?って人は後半のバチヌケ攻略ってとこまで読み飛ばしてよし
さて、春も半ばですね。そろそろバチ抜けといわれる現象が最盛期を迎えようとしています。いつか書こう書こうと思っていたのですが、サークルに新入生が入ってくるので教習にと今
就活中にもかかわらず書いちゃってるわけですよ。それでは
バチ抜けとはなんぞや?
まず釣りしない方には未知の言葉だと思われるバチ抜け。何も知らずに見ると相当キショイのでまずはそこから解説。バチとは多毛類・・・うんぬんかんぬん語ってもいいですが
そんなこととりあえずはどうでもいいのでこう覚えてください。バチとはゴカイだ!!いや全然正確じゃないけどイメージとして。ゴカイがわからない人はミミズに毛のような
足が沢山生えた泳ぐ生物と定義してくれて構いません。
それでバチヌケとはその普段海底の土の中に生息してるうねうねした生物が春の夜に産卵の為に一斉に土の中から湧いて出て水中を漂う現象って感じです。詳しく知りたい人は本でも雑誌でも買って
読んでください。バチの生態について詳しく知りたい方はバチ抜け地獄っていう本が出てます。
これは、3月28日に撮影した動画です。時間帯がずれてるのでちょろちょろとしかバチがでていませんが・・・・この動画の5分くらいからです。
最盛期のいい時間帯にあたれば本当に水中全部がこれで埋め尽くされます。釣りをしない人が目撃し、天変地異の前触れと誤解するような勢いです。そのうち動画取り直します
今回の解説の肝。それはいかにルアーをバチにあわせるか!!です。何故わざわざシーバス釣り解説とくくらないで春のバチ抜けシーバスとくくったか。それは生き物
ならほぼ何でも食べるシーバスが春に関しては特に餌を選り好みする時期だからです。だから春バチに夢中なシーバスにバチに似てないルアーを投げてもあまり釣れないんです。
というわけでまとめ
シンキングペンシルをバチのように流すべし!!
シンキングペンシルというのはルアーの種類です。というわけで突発的にルアーの種類について語ります。
では上の写真を見ながら読んでください。上の写真は私のシーバスルアーの一部です。6分の1位かな?多分。でも初心者のかたはもっと少なくても大丈夫、最初は3〜5個あれば成立しますから。
で、まずは写真の一番左上のルアー。これはトップと呼ばれるルアーです。正確にはトップという水面に浮き引いても沈んだり潜らないルアーのジャンルのことをトップウォーター、略してトップです。
もっと具体的に言うならペンシルベイトといいます。トップの中でも何の突起もないシンプルな形をしています。
次に一番左の列(左上のペンシルベイトを除く)、こいつらはリップレスミノーと言います。特長は先端が斜めに切ったようになっています。この先端部分で水を
受けて身をくねらせながら泳ぎます。リップレスミノーは巻くと潜ります。何もしないと浮いてるの(フローティング)と沈んでいく奴(シンキング)があります。
では真ん中の列です。こいつらがバチ抜け攻略の主役であるシンキングペンシルです。直訳すると沈んでいく鉛筆。そのまんまです。リップ(板のこと)の付いてない真っ直ぐなシンプルな形を
していて基本なにもしないと沈みます。こいつらは形が一緒でも種類が一杯あります。極端に重い奴、太い奴、細い奴。バチ抜けに効果的なのはどんなシンペンかは後述します。
一番右列。この列が一番認知度が高いルアーの形じゃないでしょうか?上から3つがミノー、バイブレーション、スピンテールジグとなってます。今回は説明は割愛します。
一回書きましたがもう一度何故シンペンなのか書きます。それはバチを追っかけてるシーバスを釣る為にはルアーをバチの用に見せなければならないからです。シンキングペンシルは
見てもらえばわかるようになんの突起もなくまさしく棒のようです。だから水中を泳ぐ時もすーーーっと僅かに頭を始点に後ろのほうを振りながら控えめに泳ぎます。
シンペンじゃないルアーはどうなのか?例えば上の写真の一番右の列のルアー達。これらは小魚を模写してるので、魚のように尾っぽを盛大に振って泳ぎます。リールを巻く手にぶるぶると振動が
伝わるくらい派手に泳ぎます。動画を思い出して欲しいのですがバチというのは本当に泳ぐというより漂う感じです。水を掻き回すのではなく、毛の一本一本でちょこちょこちょこと
と泳いでます。だからブリブリ泳ぐルアーはバチヌケではあまり釣れないのです。
今日はここまで
さてさて4月10日未明に追記です。
前回は何が書きたくてここまで書いてたのだろう?全くもって謎です。というわけで今回は適当に結局どんなルアーいいじゃい?っていう疑問に答えたいと思います。
まあ完全主観です。偏見です。客観性無しですが私の一軍はこんな感じです。
まずは@のナイトレイドです。ティムコって会社が作ってます。特長としては浮力がこの中ではかなり高いです。サイズは67と80と97、そして写真には写ってませんが
120だか130だか非常にでかいのがあります。個人的にいい思いさせてもらったのは80です。去年はこれだけで4月末から5月半ばまで30〜40匹は釣ってます。
67と97は80に比べて浮力高いです。とくに97。このルアーは身をよじらせるローリングというアクションがウリなのですが67はそうではなく尻を振るウォブリングが強い特性になってます。
特別渋いときは67を、何故か知らんが浮力が必要な時は97を使います。去年何故か80じゃ駄目なのに97をゆっくりとか浮かせておくだけでつれるときがありました。
このナイトレイドシリーズが得意なのは引き波パターンです。バチが引き波を出して泳いでる時が超得意です。ということはシーズン中盤。あとは流れのゆるい時に滅茶苦茶
爆発します。そうでなくとも浮力があるので初心者でも使いやすいかなと、一個は持っていて損は無いですよ。自分の釣行記では2008年の4月末の新木場から5月の新木場、
お台場などで大活躍しました。
そしてA、説明不要のアイマのコモモです。全シリーズ持ってますがバチヌケで強いのはこのSF95-SLIMです。お店で探す時は95のスリムでいいです。SFのFはフローティングですが
シンキングのSSシリーズはないので。こいつはいつでも使えます。写真には写ってませんがとりあえず125と130スリムと一通り持っているのですが去年新入生にパール系
を譲ってあげたので鰯カラーしか残ってないのであまりバチヌケの時には登場しません。125のコモモはバチに比べたら大きいかもしれませんが、滅茶苦茶つれたりします。
元祖ですからね。特にナイトレイドと一緒で引き波で釣れる時は強い。ということでコモモ125のデッドスロー(死ぬほどゆっくりリールを巻く)で釣れたらナイトレイドも試してください。
私がよく95スリムを使うのは流れのあるところでガンガンボイルが出ているときにシンペンで一通り釣ってから最後の〆に使います。使い方は魚がいると思うところより上流に投げ(後述しますが
バチの時は基本的に流し込んで行く釣りです)流された分だけ糸を巻き取る感じですーーーっと流します。流れないところでも普通につれます。コモモやサスケシリーズは共通でなるべくゆっくり巻きます。
できれば重心移動のタマが前に戻らないくらいそっと巻き始めゆっくりと巻いてくるとグッドです。ちなみに写真のこれは
後ろのフックを大きくしています。旧立教釣り研のHPですが2008年の鶴見川とか、自分の釣行記なら3月と4月の隅田川や4月、5月の新木場で使ってます。
いよいろBはヤルキスティックバチヌケSPです。この名前に反したやる気の無い姿がキュートです。詳しい使い方はこんなとこより製作者の村岡昌憲大先生のHPや、でている雑誌、
そしてDVDでも見てください。個人的にはバチヌケ攻略のトップバッターであり一番使うルアーです。このBとこれから紹介するC、Dが現在のバチヌケ攻略のベーシックなルアーの
三種の神器です。一番基礎的なルアーです。このヤルキスティック例えるなら、格闘ゲームで初心者にも扱い易い基本キャラ3種類のうちスピードが早く相手を翻弄するのが
得意だが防御力が低いキャラって感じです。この例えはCとDでも使いますよ。バーチャロンで例えるとサイファー(笑)
いつでもどこでも使いますが釣行記でいうと2008年3月、4月、5月、バチヌケの間は殆どです。
Cはにょろにょろです。キングオブバチヌケって感じです。なんも面白いとこないです。バチヌケなんてボイルしてるとこみつけてにょろかワンダー投げてればいいんでしょ?
とうちのサークルに春のシーバスを理解してる人がいない原因を作った罪なルアー。とりあえず黙って一つ持っておけ。これあればOK。しかし自分は嫌いです。嫌いでは無いのですが
あまり使いません。去年釣ったのは5月末の汐見と6月頭の芝浦くらいです。今年もちょっと使いましたがまだ使ってません。例えるなら本当に基本のルアー、バーチャロンならテムジン
Dワンダーです。これはバチヌケの基本ではなく、シンキングペンシルの基本中の基本です。こいつがシンキングペンシルというジャンルを確立しました。最近スリムもでました。
これは超使いやすい。特に隅田の本流とかででかいサイズを使ってます。3月4月の隅田川。バーチャロンならライデン。
眠いのでまた今度