初めてのシーカヤックフィッシング



 さて、ここではシーカヤックを買ったがまだ漕ぎ出していない。買いたいけど実際にやるにはどうすんべ?シーカヤックはあるけどシーバス 釣ったことない。シーカヤック入門なんて方を対象に・・・・・シーカヤックフィッシングだけは釣れる方法というよりは、とりあえず漂流しないように。がメインです。というか、自分がやった馬鹿というか無謀を書き連ねていきます。まねしないで下さい(爆) 自分でもそんな釣ってないですし。それと必要なものや、どんなカヤックを買うか、装備は?などはこちらのTEAM NWさんのシーカヤックフィッシング についてを熟読してください。むしろ先にそちらを読んで充分脳裏に刻んでください、肝に銘じてください。私がこのページで手助けしたいのはとりあえずカヤックで漕ぎ出す 準備ができた人の道しるべ。そしてまだカヤックすら持ってないけど、どんなものか知りたい人のイメージです。(パッケージはあくまでもイメージです。実際の 商品と違うことがあります。ご注意下さい)。そしてパドリング(漕ぐこと)に関してはこちらの漕ぐ釣る食うJ-YAMADAさんのブログのパドリング考が お薦めです。荒れた海で苦労して、他の人はスイスイすすんでるのに・・・・なんて思って帰ってきた日に読み返すと、あああああ・・・・暗記してから行くべきだった。と最近思いました。役立ちますよ?

 モデルケースは富津岬です。今回私が紹介するとこはどこも超メジャーポイントだけです。もしかしたらシークレットポイント としてこっそり楽しんでいる方がいるようなとこをあまり公開したくはないので。
   正直自分程度がこんなHOW TOなんて書いていいのか段々恐れ多い気がしてきたがガシガシいきます。とりあえず、確実に釣るには朝早くか夕方にいってシーバスがエサを追い回してるのを見つけてください。もしなければベイトを探してください。 イワシの群れを見つけたらかなりいい釣りができると思います。それも見つからなかったら、水深がかわる辺りを集中的に狙ってみてください。例えば富津などは沖に出るにしたがって、 ずーーと水深1、2メーターだったのに3メーターくらいになってまた急激に浅くなると思います。そしてさらに浅瀬を越えるとまた深くなると思います。こういう深い>浅い ところや浅い>深い(こっちのほうが潮位が低い時はお薦め)あたりを重点的に攻めてみてください。

 さて、次はまだカヤックで海にでたこと無い人向けの話です。風も岬のような海に突き出したところや、逆にくぼんでるような所の付近は強く成りますが、潮も強く成ります(ウェーディングしてる人は いまさら何いってんだですね・・・・)、当然富津も潮の流れが早く、注意すべきポイントがあります。それを順次紹介できれば、と思います。

 さきの岬の例のように潮流は地形の変化によって強くなったりします。例えば、ディープエリアにシャローが隣接したり、瀬があったり、逆にチャンネルがあったり(この場合は 逆に急な流れがあるからこそ地面が抉れてるのですが)。次の写真を見てください

これはグーグルアースで富津を上空からみた写真です。海際写真真ん中右端の白い建物群が富津のプール、 通称プール前です。そして陸地左端、小さくて見難いですが小さい青い四角が三つあるのが富津の展望台です。浅くなっている所、狭まっているところに注意してください。 例えば、沖(実際にいってみると全然沖に感じないが)に白っぽい砂色の横線がありますよね?ここは浅いところです。ここの上下両脇のブレイクっぽくなっているところが攻めどころなのですが 浅くなっている、つまり流れがすこし速いんです。とくに下げ潮時は注意が必要です。そして岬の先端から島に伸びている陸地。この島が第一海保です。この第一海保への馬の瀬 、普段は水没しているのですが干潮時になればところどころ出たり、浅くなることによって波が立つようになります、初めて行く人は転覆に注意です。それと沈脱(ひっくり返ること) より私はそこを擦るほうが怖いと考えています。こういう沖の浅瀬や、水没してるブイ、定置にぶつかってカヤックが割れたら沈脱どころの騒ぎじゃないです。浅瀬も気をつけてください。 ここは単なる浅瀬ではなく、波が立つので波の力に押されてドカンといくかもしれませんね。

では具体的に危険地帯というか過去自分が嵌った、これはやばかったなって所です。ケースその位置は黄色い部分です。 これは写真でみれば一目瞭然ですが右側にシャローが続いています。ここ富津岬では潮は下げの時間帯は基本的に右のほうから左の方に流れます。東京湾の流れとしては写真の 上から下へ流れているのですが富津岬にぶつかった潮流が押し出されて右から左に流れます。そんなところにあるシャローですから黄色の地点ではかなり流れが強くなり、さらに 浅いためうねりが大きくなったり波がブレイクします。うねりはいいのですがシーカヤックは白波だと簡単にひっくり返ります。

 

さて次は赤い部分ですが、こちらはどんな潮でも露出している瀬があります。 右の写真です。ウェーディングなどでわたるとこですが、こいつが曲者です。つねに水中から出ている ので、ここにぶつかった潮の流れが両脇に流れ出て加速するんです。大潮の時にこの流れに乗ってしまったら逆らえません。流されつつ岸に向かって漕ぎましょう。 フェリーグライドかもうそのまま潮の方向に沿って斜めにいくか。ともかくここで何とかしないと第一海保まで行ってしまうらしいです。ちなみに黄色い部分はこの写真の奥側です。 ちなみにハードボトムでシャロー流れも速いのでシーバスの活性もよく鳥山も立ちますが、大潮や中潮の下げではほんと気をつけてくださいね。ここいらの危険の見分け方は 当然潮が滅茶苦茶早くなるのでそこに砂や海草がありません。底の色が石や貝っぽくなったらそろそろ自分がはまりつつあると注意しましょう。だいたいこの第一海保へと続く 瀬がデッドラインです。沖のほうでは3本の竹がからまりあった杭ですかね・・・・・。これも個人のレベルや船によると思いますが・・・・

 あと、初心者が迷うポイント・・・・風や波でしょうか?私の場合ですけどね。とりあえず覚えておいて欲しいのは天気予報の風速はあまり役に立ちませんw特にヤフーの 天気予報とかの今日と明日の天気の下に書いてある風速の数字(笑)いや、充分あてにならないと思えばあてになる?んですけど。風は観測地点の予報です。観測地点は大体 海の上にはないと思うのですが、海では風ってりくより速くなります。逆ですね。摩擦の関係で海より陸のほうが抵抗が強いので、陸にはいると風は失速します。なので 普通の天気予報のプラス3mくらいが海の上の風速だったりします。2008年秋シーズンはほんと週末風が強かった気がします。それともカヤックを始めて風 を気にするようになったからそう感じるのかな?今年一日中凪でたのは2日間しかあたりませんでした。 波は大体ウサギが飛びだしたら最初のうちは辞めたほうがいいと思います。私は辞めることにしています。ちなみに山形ではアラレというそうです。   とりあえず9月終わり〜11月くらいのハイシーズンのお話です。まだ釣った事ない方はとりあえず早起きして朝マズメといわれる薄暗いうちから完全に明るくなるくらい。といっても 案外シーバスや青物は明るくなってもいけます。大体9時くらいまででしょうか。
 この朝マズメの時間にカヤックを漕ぎ出して二つの現象を探してください。

 一つ目は、海が荒れてなければどこかでボイルといわれる水しぶきが上がっているはずです。 これはシーバスや青物などの小魚を食べる肉食魚が小魚を水面に追い込んで捕食するために起きます。種類としては3種類ほど在りますが、多数の小魚が水面から飛び出したり 水面がバシャバシャと飛沫をあげたり、シーバスの尾びれや、頭を下に向けたシーバスが飛び出たりします。ちなみに鯉みたいな魚がとびでて、どっぽんと跳ねるのはボイルじゃないです。 ボラというクッサイ魚がなぜか跳ねてるだけです。ボラは大抵一度でとまらず、ドパン・・・・ドッパン・・・ドッパンと跳ねます。青物なら背びれを出して小魚を追い回す姿が見れるでしょう。
 当然ボイルしているということは小魚を追い回している活性の高い魚の群れです。ルアーにも反応が良く果敢にアタックしてきます。ちなみに我々がルアーフィッシングの 対象としている肉食魚がエサとしている小魚のことをベイトといいます。シーバス釣りでもっとも重要な要素は流れとベイトだ。とか言うふうに使います。シーバスの 餌がいないような状況ではあまり釣れないってことです。

 もう一つは鳥山です。こちらの方が見つけやすいと思います。行けばわかります(爆)鳥が飛んでいるところです。そしてあるところを中心にグルグル複数の鳥が旋回して、時折海面に突っ込んでたら完璧です。 鳥山の方が単なるボイルよりは初心者の方は釣りやすいと思います。ボイルだけだとロッドアクションが必要だったりしますが、個人的には鳥山の方がともかく食ってくる気がします。 ただ鳥山でも釣れないときはあります。上記、なにかパターンがあるときもあります。例えばバイブレーションじゃなきゃ喰わなかったり、早巻きじゃないといけなかったり。 あるいは外れの鳥山の時があります。例えばイワシの群れがいて鳥が一杯いるのにシーバスが全くいないときです。こんなときは無意味です。よ〜く見ると鳥山が立っている時は 水面で魚がボイルしています。鳥山が立つ原理というのは、まずシーバスなどの魚食魚は単に追い掛け回してベイトを捕食するよりもどこかに追い詰めて逃げ場をなくしてから 食べたほうが効率よく餌のベイトを食べれます。富津のような干潟には大まかに二つの追い詰める先があります。一つは海底、もう一つは水面です。シーバスは自分より下のものより自分より 上にあるもののほうが食べやすい口の構造をしているので水面に追い詰めるのです。鳥から見ればベイトを海底に追い詰めることはできません(笑)よって魚食魚を壁に使うのです。 シーバスに追いたてられたベイトは水面のほうへ逃げるしかないのです、そこを鳥は襲います。ベイトからしてみたら下からくるシーバスと上からくる鳥です。まさしく前門 の虎、後門のオオカミ(笑)

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