川崎新堤攻略(季節別)

 今回は川崎新堤の解説。初心者でも簡単に釣れる釣りを解説のコーナーでしたが今回は魚種や季節ではなく釣れる場所で限定してみました。 今回紹介する川崎新堤、どれくらい釣れるかと言うと春のバチ抜けと川崎新堤しかやらないって人もいます。 そうですルアー初級者でもかなりの確立で釣れます。でも楽しむのはいいけどここで釣れても自慢にならないというか ある程度行くとレベルアップに繋がらないというか、そんな登竜門的な感じです。とりあえずここで釣ってどんどん 旅に出ましょう。もしくはたまに釣れない時が続いたらストレス解消にここに行きましょう。でもシーバス上級者になってから戻ってきて沖提専門に狙う人もいますよ。 今のところこの1年と半年の間坊主率0パーセントです。 シーバスを釣ろうと思って雑誌なり本を読むと ビミニツイストやノーネームノットでシステム組んで、明暗を狙って、ドリフト、早巻き、ジャーク・・・・なんてわけわからないこと書いてありますが大丈夫、ここならそんなことできなくても ルアーさえ合ってれば釣れちゃうんです。岸壁ジギングなんか12lb直結ですから。でもファイト中ラインが切れた魚はほぼ例外なく死んじゃうので できればラインの結束くらい覚えましょうね。電車結びはかなり恥ずかしいです。ごめんなさいこんな初心者臭い内容で

川崎新堤は川崎の工業地帯の沖にある沖堤防で長八という渡船屋が船で連れて行ってくれます。渡船代は2500円。2009年不景気だか原油高のため 値上げしました。川崎駅から送迎バスもでています。詳しくは長八のHPで確認してください。写真の猫はマリ猫です。長八の看板猫です。よく丸くなって寝てます。

 ではまず使用する道具から。ああタックルって言います。8フィートくらいから9フィート代のLかMLのシーバスロッド、もしくはエギングロッド がお勧めです。86のLなんかでも充分ですができれば9フィート代のMLかMのロッドがお奨めです。鉛系といわれる重いルアー。ブレードベイトやバイブレーション、 たまにメタルジグなんかを思いっきり投げるからです。
 リールは2500〜3000番のスピニングにPE1号〜2号まで。沖に向かってキャストする分には障害物はないので細くても大丈夫です。ただ足元まで 寄せてくると堤防の下にもぐりこもうとするので気をつけて下さい。太い分には問題ないのですが、太いと飛距離が落ちるし風や潮の影響を受けやすくなるし ルアーが沈みにくくなるので初心者の方は1.5がいい感じです。1.2号でも。私はだいたい1号から1.5号。エギング用に0.8号巻いてあっても気にせず 使う感じです。リーダーは16lb以上がいいです。自信ない人は25lbくらいかな。ナイロンでもフロロでもお好きなほうを。
 さて最重要項目のルアーです。デーゲーム(もしくはデイゲーム、Day game日中のゲーム)なので早く巻きます。深いほうがいいので 重いルアー、色は基本キラキラしてるルアーです。バイブレーション、ブレードベイト、ワーム、メタルジグ+使える人はミノーでいいと思います。

 まずはブレードベイト。新堤にルアーを一個しか持っていけないのだったら間違いなくこのジャンルから一個選びます。具体的に商品名をいうなら ベイトブレス社のワンベイト15gのホログラム系。あわび系でもいいけど。こいつの釣れる秘密はシルエットの小ささ・・・・・・・じゃありません。 それも一因かもしれませんがこいつの秘密は・・・・・まあ研究してください。小さいから釣れるとか言ってる奴がいたらわかってねえなと内心 笑ってやってください、こいつの分俺が釣ってやるぜ!と。うちのサークルの元部長。全然知らないだろうけど、本能というか何となくで わかってるんだろうな。大学生は是非一度釣ってるとこ見るといいです。釣れる秘密がわかるかもしれません
 他にはクルクルなんかもあります。こいつで去年の春70アップを釣りました。

 続いてバイブレーション、嵌れば強い。ブレードベイトより沈むのも速いし、巻いたときの抵抗も少ないので速く巻ける。汎用性あり。ブレードベイトもバイブも キャストしたら一回底まで沈めて巻き上げてくるだけでもいいです。でも個人的に簡単なのはやっぱりワンベイト。バイブの具体的商品名は、 レンジバイブ、スライトエッジ、ヴァリッド、マールアミーゴ、TDバイブ、あとエバーグリーンのマーヴィー。個人的にはレンジバイブとスライトエッジを使ってます。 新堤でバイブってあんまり使わず。スライトエッジなんかをしゃくってワインドみたいに連続ダートさせて使ってますが、ただ巻きでいいでしょう。

ワームはR32で決まり。ジグヘッドは静ヘッドの7g。なんかしらないうちにコアマンとかいうメーカーからもジグヘッドでてるみたいです。 そっちでもいいです。でも私ワームだいっきらいなので使いません。初心者用解説なので一応書きました。昨今の雑誌(特にシーバスマガジン)見るとプロやテスター がR32でゲットとかしょっちゅうでてきますが、これ異常事態です。だって例えばドリフト天国(車のドリフトの雑誌)で土屋圭一(もとプロレーサー) が無改造のオートマのFitで無事故無違反で大黒インターから海ほたるまで走った。とか載ってたらそんな誰でもできること載せるんじゃねえ、もっと参考になるプロらしいこと載せろ! と苦情が来ると思うのですが・・・・

 メタルジグは30g前後の重さ、色々試してください。お奨めはジャクソンのギャロップ30g、クロスウォーターの爆岸20g。他にもマリアのシーフラワー、アイマ岸キチ(あまり釣れない。 でもサバ爆釣ジグ)、コアマンゼッタイとか。

 
春。春は他の季節と違って堤防に魚が着いてる感じが少ないです。しかし湾奥には鰯が入っていなくとも沖では鰯が待機してることもあり、川崎新堤では沖へ向かってバイブ、ブレードの遠投 が効きます。通年そうですが春は岸壁ジギングとかやっても堤防際は無反応のことが多いです。よって沖に投げるのが効果的です。この時できれば 潮目を狙い撃ち、潮目待ちすると釣果がより確実な物になります。潮目は水と水がぶつかり合うところ。見れば初めてでもわかります。水面がモアモアっとしてるとこです。 しかし夏ほどの密度はなくても堤防に魚がついてるし、沿って回遊してることもあるのでテクトロを試すのもよし。 テクトロはテクテクトローリングの略で、堤防際にキャストしてラインを15mほどだしたまま歩いてルアーを動かす釣り方です。  裏技としては堤防に風があたるめん。水面が荒れてる側で堤防と平行に、堤防ギリギリにワーム、もしくはシンペンをキャストして水面直下をゆっくり引いてくると結構釣れます。最終手段です。

 夏は上記沖への遠投に加え、暑さのためシーバスが足元の堤防の影にひしめき合ってます。しかしシーバスも人間と一緒で夏バテ気味で餌を追う気力がありません。 こんなときはリアクションで食わせられる岸壁ジギングが有効です。リアクションバイト・・・・・これは例えるなら夏の海水浴場で際どい水着の グラマラス美女に男の目が行っちゃうのと一緒です。例え隣に彼女がいても視界の端でポロリしたらバッと振り向いてしまうでしょう。そんな ついやっちゃったっていう反射的なものを使います。具体的には、魚の目の前に瞬間的に餌っぽいものを送り込み、躊躇せず食わないと逃げられてしまうって状況を演出 します。大体30gのジグを堤防の際ギリギリに落とし底まで落とします。この間に糸がおかしな動きを見せたらそれは魚が食った当たりです。すぐあわせましょう。 もし何も起こらず底についたらこんどは竿をしゃくりながら高速回収します。底に着いたらすぐ回収です。底についたあと間が空くとその間に偽物だと見破られてしまいます。 これで当たればガツンという感触と共に向こう合わせで自動的に針掛します。
しかし最近は岸壁ジギングにすれてきたのか速いしゃくりには反応せずゆったりとしたしゃくり、もしくはしゃくらずただ巻きでのみ反応することがあります。色々試しましょう
 秋は最高のシーズン、上記のワンベイト、バイブ、ワーム、岸壁ジギング、状況に応じて釣り方を試していけば必ず釣れるはずです。言い切りはよくないな・・・・ なんとかなるはずです。ちなみに釣りというか海の季節では11月末から12月頭くらいまで秋です。秋はベストシーズン。川崎新堤でなくとも湾奥でも釣れることでしょう
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